家族が困らない!簡単にできるデジタル終活の方法

★終活のアレコレ

今、ご自身が亡くなったら、パソコンやスマートフォンのデータはどうなるのでしょうか?

デジタル終活とは?

デジタル終活とは、人が亡くなった後に残されるデジタル遺品(資産)をどのように扱うかを計画するプロセスを指します。これには、パソコンやスマートフォンに保存されているデータの管理や、オンラインアカウントの処理が含まれます。

普通の「終活」の認知度が90%を超えているにもかかわらず、「デジタル終活」を知っていると答えた人の割合は30%程度と言われています。

デジタル終活のメリット

この活動のメリットは多岐にわたりますが、最も重要なのは、個人情報の漏洩防止と金銭トラブルの回避です。例えば、故人が利用していたサブスクリプションサービスやオンラインアカウントは、適切に処理されなければ、家族に無用な負担をかける可能性があります。デジタル終活を行うことで、故人のデジタル遺産が適切に管理され、遺族がスムーズに相続や解約手続きを行えるようになります。

家族が困らないように準備するためには、まず、所有するデジタル資産のリストアップが必要です。これには、オンラインバンキングのアカウント、ソーシャルメディア、電子メール、そしてデジタルコンテンツの購入履歴などが含まれます。次に、これらのアカウントのログイン情報を安全な方法で記録し、信頼できる家族や法的代理人がアクセスできるようにします。また、不要なアカウントは事前に削除または解約し、重要なデータはバックアップを取っておくことが推奨されます。デジタル終活は、個人の意志を尊重し、家族の負担を軽減するためにも、生前に計画的に行うべきです。

デジタル終活のステップ

デジタル終活は次の5つのステップでおこないます。

  1. スマ ホ や パソコン のパスワード(ログイン情報) を 残す。
  2. どのような デジタル遺品 があるかを把握 する。
  3. デジタルデータ を、 残すもの と 処分するもの に分類 する。
  4. 不要なデータの 削除 や サービスの解約手続き をする。
  5. エンディングノート 等に記録する。

デジタル終活に「エンディングノート」をお勧めしない理由

ステップ5に「エンディングノート 等に記録する」と書きましたが、実は私はあまりお勧めはしておりません。それは、誤読を避けるためです。

誤読というのは、手書きの場合は「大文字小文字」「ゼロ」や「オー」などの認識違いのことです。

デジタル終活に役立つツールとサービス

  • おすすめのパスワードマネージャー

パスワードマネージャーは、複数のパスワードを安全に保存し、管理するためのツールです。「1Password」「Keeper」「LastPass」「Bitwarden」などが人気となっています。

  • デジタル終活専用アプリの紹介

こちらは「akareco(アカレコ)」が注目されています。この「akareco」は、デジタル資産やアカウント情報を指定した人に継承するためのサービスです。特徴としては、仮想通貨、スマホ・PCのパスワード、サブスクアカウントなどの情報を管理し、死亡・脳死・認知症時に家族を困らせないようにします。また、継承可否を設定することでプライバシーを確保することができます。

通常月額495円の費用が発生しますが、ファイルにあるギフトコードを使うことで330円で利用することが出来ますので、興味のある方はご確認ください。また最初の3か月は無料でご利用できます。

デジタル終活の注意点とまとめ

繰り返しになりますが、デジタル終活は、オンライン上のアカウントやデータを整理し、将来的に自分が亡くなった後のことを考えて準備する行為です。このプロセスには、パスワードの管理、オンラインでの財産の整理、デジタル遺産の指定などが含まれます。注意点としては、第一に、全てのデジタル資産を把握し、アクセス情報を安全な方法で保管することが重要です。また、信頼できる人にその情報を伝えることも大切です。第二に、デジタル資産の価値を見極め、重要なデータのバックアップを取ることが必要です。最後に、法的な観点から、デジタル資産の相続に関する規定を確認し、適切な手続きを踏むことが求められます。これらのステップを踏むことで、デジタル終活はスムーズに進行し、遺族に負担をかけることなく、デジタル上の足跡を整理することができます。このまとめが、デジタル終活を行う際の参考になれば幸いです。

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